旅立った侍

32歳ガン漂流 エヴォリューション
『32歳ガン漂流エヴォリューション』という本を買ってから3週間がたった。あと五分の一位で読み終わるという所ところだろうか。相変わらず読むのが遅い。
タイトルからも分かると思いますが闘病日記というやつです、ただしブログでの。
本を読み終えてからブログを見るつもりだったのを、妙に気になって覘いてしまった。まだ当分の間は知りたくないことを知ってしまった。
2日前に著者の奥田さんは亡くなってしまったらしい。
今は本を買ったときからそこを見に行けばよかったと思ってる。
向こうはぼろぼろになりながらも必死に戦っている、しかし、自分からはそれを直接見ることはできない。そんな自分は普段と何も変わらない、相変わらずだらだらとした日々を過ごしている。想像力、相手を思いやる気持ちが足りなかったんだと思う。ケムリとNEX5Rさんの

あなたが無駄にした1日は
死んだ人が一生懸命
生きたかった1日である」

という言葉が胸の奥まで突き刺さる。
それともう一つ、「後ででいいかな」という考え。
これが一番の反省点だと思う。何をするにしても後回しにはするべきではない、思い立ったらすぐ行動に移すということを今更再確認してしまった。著者のように一日一日をパワフルに生きていればそんな事も無かったんだろう。見習わねばならない所だと思う。ほんの少ししか著者のことを知りませんが、悔いの無い人生だったんではないでしょうか。またそうであったことを本当に願います。
この場を借りて一言、奥山貴宏氏のご冥福をお祈りいたします。*1
会ったことすらないのに自分の友人の一人が亡くなったような、変な感じがします。ゆっくり休んでください。

*1:亡くなる3日前に自伝小説「ヴァニシングポイント」を出しているそうです。気になった方はちょっと見てみるといいかも知れません。自分はまだ読んでないんで強くは薦められませんが...。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838715803/refpd_sxp_elt_l1/250-3255567-4893806