『明日の記憶』

明日の記憶
今年の2月に東京に行ったときに見つけた本なんですが、その時は荷物が多かったために買うのを断念したんです。最近になって住んでるこの辺りでも販売し始めたため購入。ほんとは文庫になるまで待つつもりだったんですが...。
あらすじとしては50歳で若年性アルツハイマーと診断された男が、徐々に失われていく自分の記憶に立ち向かってというもの。本人の視点で書いています。
アルツハイマー死に至る病だという事を初めて知りました。
「言葉や思考に続いて体の機能も奪われていく。体が生きることを忘れていくのだ。(本文より)」
自分の知らないところで少しづつ記憶が失われてゆくのに、本人にはそれが分からない。そしてそれを止めることもできない。読んでて怖かったです。明日は我が身...、なーんてね。
スト2ページの過酷な現実とそれを受け入れる愛情に久しぶりに泣かされちゃいました。。・゜・(ノД`)・゜・。