『ZOO 2』

ZOO 2 (集英社文庫)

ZOO 2 (集英社文庫)

衝動買いをし、そのままドトールで読み終えてしまいました。
買ってその日のうちに読み終えたのは2冊目?もしかしたら初めてかも。
短編集なんですけど、はずれが一つも無くどれも面白かった。だからさくさく読めたのかもしれない。
読んでみるとそれぞれの話の温度差が凄い。淡々と狂気の世界を描いたものもあれば、声を出して笑いそうになる話もある。前の話の気持ちを引きずったままだと読みづらいんだけど、それをなかなか切り捨てられないが作者の力なんでしょうね。
とりあえず一番のお気に入りは「落ちる飛行機の中で」。
ハイジャックされた飛行機の中で、安楽死の薬を買うか買わないかの話。笑えます。

次は「ZOO 1」を買わねば。
ちなみにほとんどの話で1人以上の死人が出ます。