熟成

何となく小説風に書いたものの、にっちもさっちも行かなくなり悩む。それを消して書き直す気にもなれずやむなく公開(汗
特にオチはないです、というかしめれてもいないです・・・。(;´Д`)



遥か記憶の彼方にあった、一月後半に実家から届いたりんごを処分した。
リンゴとしての硬さはすでに失なわれてたが、そこまで酷い物では無かった。
かなりやわらかいものを一つ取り、個別に巻かれた新聞紙を剥いでみる。
皮はしなびて一回り小さくなっているものの、キレイにリンゴのままのかたちで芳醇な甘い香りに食欲をそそられた。
好奇心から皮をむくと、軽く潰すだけで果汁があふれ出てきそうなほどにジューシーな実が出てきて、「食べ物は腐りかけがうまい」というどっかの美食家の言葉を思い出した。これを皿に乗せたら誰もが疑わずに食べるに違いない。悪くなっているのを一番知ってる自分ですら少しかじろうかと悩んだほどだ・・・。