「パン屋再襲撃」

パン屋再襲撃 (文春文庫)

パン屋再襲撃 (文春文庫)

タイトルを見てアマゾンで即購入(1円)、短編集です。

18年くらい前の本ですが、この頃から村上春樹村上春樹なんだなぁと思った本。
表現や物に時代の違いは感じるものの、相変わらず読みやすくて引き込まれる。
個人的に好きだったのは「パン屋再襲撃」「象の消滅」「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーポーランド侵略・そして強風世界」。
相変わらず自分に近い状況、もしくは簡単に想像できる日常的なものが好きなようです。
「ファミリー・アフェア」も好きですが、自分にとって生々しすぎてちょっと敬遠気味。

以下軽いネタバレです。
どの話も謎が解明されず、胸がもやもや。昔からこんな人だったのね(ノД`)